増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
腎疾患治療薬
免疫抑制薬(腎炎・ネフローゼ治療薬)
エンドキサン(塩野義)
富野 康日己
1
,
鈴木 重伸
1
1順天堂大学医学部腎臓内科
pp.394-395
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905669
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臨床薬理
●作用機序:本剤は肝臓で活性化され,DNAの複製を直接阻害する.その作用は用量依存性である.T細胞,B細胞,単球/マクロファージに作用するが,特にB細胞に対する作用が強く,抗体産生を抑制する〔アルキル化薬〕.
●血中濃度モニタリング:投与中の血中濃度のモニタリングは行わないが,副作用の予防のため,8〜12週以内(1クール)で総投与量が10gを超えないようにする.
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