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特集 「参加」と作業療法
認知症カフェの実際とその未来
The fact and the future of Alzheimer's Café
苅山 和生
1
Kazuo Kariyama
1
1佛教大学
pp.123-129
発行日 2014年2月15日
Published Date 2014/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100405
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Key Questions
Q1:認知症の入り口問題とは?
Q2:認知症カフェとは?
Q3:認知症の人の参加に向けた未来のまちとは?
はじめに
2012年(平成24年)6月,厚生労働省は,「今後の認知症施策の方向性について」1)とそれに基づくオレンジプラン(認知症施策推進5か年計画2))を策定し,大枠で認知症に関する課題への方針を示した.その中で,認知症カフェの普及が謳われている.認知症カフェとは,「認知症の人と家族,地域住民,専門職等の誰もが参加でき,集う場」と記されてはいるが,その実態はわが国では未知のままさまざまな試行錯誤が展開されている.本稿では,この認知症カフェの現在の姿を通して,認知症の入り口問題と,認知症の人の“参加”に向けた地域づくりについてまとめたい.
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