連載 当事者に聞く 自立生活という暮らしのかたち・第1回【新連載】
施設を出るということ一水島秀俊さんの場合
河本 のぞみ
1
Nozomi KAWAMOTO
1
1訪問介護ステーション住吉
pp.927-932
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100222
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なぜ,今ごろに?
私は訪問看護ステーションに所属するOTだ.介護保険でいえば,要支援や要介護の人,医療保険でいえば,障害をもった人,難病の人などのお宅へお邪魔する.リハビリテーションサービスを提供するためだ.
いつまで経ってもだが,「リハビリ」の意味するところ,その中身の一般に認識されている単調さ,貧弱さと,われわれが提供できると思っているサービス内容にはズレがある.さらにいえば,現実の生活というものの前には,ケアでも介護でもない「リハビリ」は,どんな内容を盛り込もうと,やはり残念ながら色あせる.
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