特集 わが病院のめざすもの—新・改築時の理念と実際
水島協同病院—320床
松岡 健一
1
Kenichi MATSUOKA
1
1水島協同病院
pp.1040-1041
発行日 1988年12月1日
Published Date 1988/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209441
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私たちの病院の経営母体は倉敷医療生活協同組合で,組合員34,483名(8月末)をもって構成され,今年創立35周年を迎えている.組合員の居住範囲は,倉敷市の水島地区を中心に,岡山県南西部から県北西部に拡がっている.35年前,戦後の生活環境の崩壊の中から,医療に恵まれない地域の人々が,苦しい懐から集めた出資金をもとに,ささやかな診療所を開設し,患者中心の医療を創り出そうという夢をかけた事業が始まった.この事業は,現在,3病院3診療所,4歯科診療所を作り,昭和62年度末で,職員数639,医科入院426,外来1,120,歯科448(各1日平均患者数),医療収入55億1,384万円という規模になっている.私たちの病院は3年前,倉敷医療生協のセンター病院として,320床の総合病院を新しく建設した.
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