特集 作業療法における作品づくりの意味
コラム
作品づくりによる患者さんの変化
高畑 進一
1
1大阪府立大学
pp.140
発行日 2013年2月15日
Published Date 2013/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100039
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大学卒業後,一般企業に就職したものの入社2年目にして進路変更しOT養成校に入学.解剖学,生理学,運動学等と同時に作業学を学んだが,正直に言えば戸惑いもあった.「なぜ作業を用いるの?」,「作業を用いる必然性は?」,「作業が本当に当事者のニーズ?」,「結局,作業療法って何?」そんなことを考えていた.
養成校を卒業し現場で働きはじめると,作業が身体に及ぼす効果も少なからず実感できるようにはなった.しかし,学生時代から抱いていたもやもや感が消え去っていたわけではない.そんな折Aさんと出会った.
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