グラフ
自分たちの夢を作品にたくして—‘療養しながら学ぶ子どもの作品展’開かる
pp.1023
発行日 1979年10月1日
Published Date 1979/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918787
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進行性筋ジストロフィー症児,小児慢性疾患患児,重症心身障害児たちは,やむなく幼い日々を病院のベッドの上で過ごしている.しかし学童期になれば,普通の子供と同じように,本を読み字を書き,ベッドのところに先生が来て学習をする.
筋ジス症の子供たちは,いったん入院したらほとんどの場合,日がたつにつれて病状は進む.鉛筆をにぎる手が,絵筆をにぎる指先がだんだんと弱まる.しかしそんな指先に力を込めて,彼らは自分たちの病棟での生活を,自分たちの夢を作品に描き,その生きているさまを力強く表現している.
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