Japanese
English
研究
通所リハビリテーション利用者の参加レベルの変化の調査
Research on the improvement of social participation in the adult day-care users
篠原 美穂
1
,
日隈 武治
1
,
佐藤 浩二
1
,
永徳 研二
1
,
森 照明
1
Miho SHINOHARA
1
,
Takeharu HIGUMA
1
,
Koji SATO
1
,
Kenji EITOKU
1
,
Teruaki MORI
1
1湯布院厚生年金病院
キーワード:
国際生活機能分類
,
通所リハビリテーション
,
参加
Keyword:
国際生活機能分類
,
通所リハビリテーション
,
参加
pp.86-93
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100021
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Abstract:通所リハの利用者が参加レベルの向上に向かっているかを調査する目的で,1施設にて調査した.対象は,2006年(平成18年)1月1日~2009年(平成21年)7月1日に通所リハを利用開始した者のうち,認知症高齢者の日常生活自立度が正常であった43名(男性21名,女性22名),平均年齢72.8±12.7歳とした.調査項目は,国際生活機能分類の「参加」の中分類より7項目を選択した.参加度の評価は,厚生労働省社会保障審議会統計分科会生活機能分類専門委員会の評価点(案)を用い,利用開始時および12カ月後の「能力」と「実行状況」の評価点を比較した.
その結果,利用開始時と12カ月後ともに7項目すべてにおいて,実行状況は能力よりも有意に低かった.12カ月後には,p920レクリエーションとレジャーの「能力」と,「実行状況」が有意に向上し,p750非公式な社会関係の「実行状況」が有意に向上した.レクリエーションとレジャーでは能力と実行状況が一体的に向上していることが確認された.
Copyright © 2013, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.