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編集後記
小澤 壯治
pp.606
発行日 2004年10月15日
Published Date 2004/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900788
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私は平成16年より編集委員を担当することになり,日本内視鏡外科学会雑誌に投稿された論文を興味深く拝読させて頂いています.「原著」,「症例報告」,「手術手技」,「私の工夫」,「短報」などにカテゴリーが分けられ,投稿される先生方のみならず読者の先生方にも,わかりやすく役に立つ雑誌であることを改めて認識いたしました.
投稿される先生方の所属をみると,大学病院は当然ですが,規模の大小は問わず一般病院が多いのに驚かされました.症例数は多くなくても,日常臨床の中で考案した内視鏡外科領域の工夫や手術手技が報告されています.それらの論文はどれも知っていると内視鏡外科にとても役に立つものばかりです.内視鏡外科自体がまだまだ発展途上の学問であるため,一例一例大切に症例を扱う先生方の活動が貴重に感じられます.本雑誌はそうした報告を積極的に採用しているのが特徴で,全国的なレベルでの内視鏡外科の底上げにつながると思います.
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