特集 消化器一般外科における技術認定—審査の実際と採点のポイント
内視鏡下食道手術
小澤 壯治
1
1藤田保健衛生大学医学部外科
キーワード:
胸腔鏡下食道癌手術
,
腹腔鏡下良性食道手術
,
技術認定
Keyword:
胸腔鏡下食道癌手術
,
腹腔鏡下良性食道手術
,
技術認定
pp.53-58
発行日 2006年2月15日
Published Date 2006/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900667
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はじめに
日本内視鏡外科学会では,内視鏡外科手術に携わる医師の技量を共通の基準に従って評価し,所定の基準を満たした者を認定することで,本邦における内視鏡外科手術の健全な普及と進歩を促し,ひいては国民の福祉に貢献することを目的として,平成16(2004)年度から技術認定制度を導入した.
技術認定制度の執行に際し,担当委員による合意事項は,①審査基準としては,それぞれの領域に定着した内視鏡外科手術手技において,術者としてやっていける十分な技量を持つ医師を認定すること,②国民の理解と支持をうるために,書類審査,ビデオ審査には各領域の委員が合意した同レベルの審査基準,臓器別審査基準に従って審査すること,③個人の技術のみを審査して認定する日本内視鏡外科学会特有のいわば自己の技術評価システムともいうべき制度であって,内視鏡外科手術を施行することができる外科医を規制するものではないこと,④更新は5年ごととし,その間,継続して臨床に従事していること,⑤各領域の学会で認定された医師が,申請手続きをとれば日本内視鏡外科学会の技術認定証を取得することが可能である,としたことなどである.
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