特集 内視鏡外科手術における技術認定
泌尿器腹腔鏡手術における技術認定の現況と展望
松田 公志
1,2
1日本泌尿器科学会
2日本Endourology・ESWL学会 泌尿器腹腔鏡技術認定制度委員会
キーワード:
泌尿器腹腔鏡手術
,
技術認定
Keyword:
泌尿器腹腔鏡手術
,
技術認定
pp.112-114
発行日 2003年4月15日
Published Date 2003/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900390
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はじめに
泌尿器科では,19世紀に膀胱鏡が開発されて以来,尿路内視鏡手術(尿路内腔から内視鏡下に手術操作を行う)が種々の疾患に対して広く普及しており,現在では,すべての泌尿器科手術の半数以上が尿路内視鏡下に行われている.体腔鏡下手術が導入されたのは1990年代であり,副腎摘除術,腎摘除術,前立腺全摘除術などが広く行われつつある.
日本内視鏡外科学会の技術認定制度創設に向けての動きを受けて,泌尿器科においても,日本泌尿器科学会注1)および日本Endourology・ESWL学会注2)が中心となって対応を協議してきた.上記の,泌尿器科における内視鏡下手術の特徴を踏まえて,本制度には尿路内視鏡手術を含まず,腹腔鏡や後腹膜鏡などの泌尿器科体腔鏡手術のみを対象としている.これまでの取り組み状況,泌尿器科での認定レベル,今後の予定について紹介する.
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