Japanese
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特集 見直される上部消化管癌の治療戦略
II. 各論
1. 食道
3)ロボット支援下食道癌手術の今とこれから
Current status and perspective of robotically assisted minimally invasive esophagectomy
野間 和広
1
K. Noma
1
1岡山大学消化器外科
キーワード:
ロボット支援下手術
,
食道癌
,
胸腔鏡下食道癌手術
,
低侵襲手術
Keyword:
ロボット支援下手術
,
食道癌
,
胸腔鏡下食道癌手術
,
低侵襲手術
pp.33-40
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_33
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ロボット支援下食道癌手術(robot-assisted minimally invasive esophagectomy:RAMIE)は,本邦では2012年にSuda,Uyamaらよりその有用性が報告され,さらに2018年の保険収載を期に一気に広がりをみせている.精密な画像と繊細な動きを可能とするda Vinci Surgical System(Intuitive Surgical社)は胸腔鏡下食道癌手術(minimally invasive esophagectomy:MIE)を凌ぐ精巧で安全な手術を可能とする.既に胸腔鏡下手術と比べRAMIEは短期成績が同等もしくは肺炎が少ないといった報告もある.今後,縦隔アプローチ食道切除術における応用やシステムの開発もすすみ,より発展していくものと思われる.
© Nankodo Co., Ltd., 2022