特集 内視鏡外科手術における技術認定
整形外科における技術認定の現況と展望
出沢 明
1
,
奥津 一郎
2
1帝京大学医学部附属溝口病院整形外科
2日本赤十字社医療センター整形外科
キーワード:
整形外科
,
技術認定制度
Keyword:
整形外科
,
技術認定制度
pp.115-121
発行日 2003年4月15日
Published Date 2003/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900391
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はじめに
内視鏡下手術手技をはじめるにあたっての問題点として,3CDE〔complication(合併症),cover of insurances(保険),cost(消耗品),decom-pression(除圧),education(トレーニング)〕が挙げられる.そして,技術認定制度の導入の目的は,内視鏡下手術のキーワードである特殊な器具の使用,高い合併症の抑制,高い技術水準の維持にあると思われる.
日本整形外科学会の会員数は,2001年4月の時点で19,832名,そのうち専門医は13,860名,日本医師会,日本医学会,専認協(専門医認定制協議会:2000年9月に学会認定医制協議会から改組)の三者が承認した専門医認定数は13,842名となっている.この制度には,日本関節鏡学会(会員数1,539名),日本脊椎脊髄病学会(会員数2,700名),日本脊椎内視鏡低侵襲外科学会(会員数223名)の4学会が関与している.
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