特集 内視鏡外科手術における技術認定
日本産科婦人科内視鏡学会における技術認定
堤 治
1
1東京大学医学部附属病院女性外科
キーワード:
産科婦人科専門医
,
日本産科婦人科内視鏡学会
,
技術認定制度
Keyword:
産科婦人科専門医
,
日本産科婦人科内視鏡学会
,
技術認定制度
pp.122-125
発行日 2003年4月15日
Published Date 2003/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900392
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はじめに
日本産科婦人科内視鏡学会は1973年に設立され,30年間にわたって産科婦人科領域の内視鏡下手術に関する学術活動はもちろん,その普及,技術向上にも努力してきた.現在は1,173名の会員を有している.産婦人科領域における内視鏡の歴史は古いが,特に近年は急速な発展を遂げ,腹腔鏡や子宮鏡,卵管鏡を用いた低侵襲の診断や治療があらゆる婦人科疾患を対象に行われつつある.本会では,産婦人科内視鏡下手術の安全な普及と技術向上のために,学会主催のセミナーやトレーニングラボを実施してきた.さらに,手術に携わる医師の技術と知識を評価し,内視鏡下手術を安全かつ円滑に施行する者を認定する必要性を感じて,一定の制度を模索していた.
このたび,日本内視鏡外科学会の技術認定制度策定の動きと連携しつつ,いち早く日本産科婦人科内視鏡学会技術認定制度を2002年度に立ち上げたので,その概要を報告する.
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