基本手技シリーズ・8
自動縫合器の選択と使い方—腹部②:肝・膵・脾の場合
加藤 一哉
1
,
小野寺 一彦
2
,
坂田 博美
2
,
松田 年
3
,
葛西 眞一
2
,
岡本 芳晴
4
,
南 三郎
4
1ぴっぷクリニック外科
2旭川医科大学第2外科
3小林病院外科
4鳥取大学農学部獣医学科外科
pp.166-170
発行日 1999年4月15日
Published Date 1999/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900023
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
内視鏡下手術の適応範囲が拡大されるとともに,特に縫合および切離術は必須手技となってきている.そのため,縫合切離を行う自動縫合器の発達,開発がなされてきた.内視鏡下という限られた条件下の空間において手術を施行せねばならず,目的の場所へのアプローチ法,さらに手術中の操作性の向上においてもこれらの機器の改良,発達には目覚ましいものがある.当科においても1992年以来,積極的にendoscopic staplerを内視鏡外科手術に用いてきた1-4).
本稿では腹腔鏡下手術機器,特にendoscopicstaplerを用いた手術手技について肝臓,膵臓,脾臓疾患の手術時におけるその有用性および使用法について言及する.
Copyright © 1999, JAPAN SOCIETY FOR ENDOSCOPIC SURGERY All rights reserved.