特集 ハーモニック・スカルペルの基礎と臨床
腹腔鏡下手術用超音波駆動メスの開発
Joseph F. Amaral
1,2
1ブラウン大学医学部
2ロード・アイランド病院外科
キーワード:
腹腔鏡下手術
,
ハーモニック・スカルペル
Keyword:
腹腔鏡下手術
,
ハーモニック・スカルペル
pp.220-227
発行日 1997年6月15日
Published Date 1997/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4425900108
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ブタの胆嚢切除モデルを用いて腹腔鏡下手術用の超音波駆動メスを開発した.さまざまなブレードについて実験を行った結果,フック・スパチュラ型ブレードは,凝固と切開のバランスが最もよくとれたメスであると考えられる.この装置の利点として,煙が出ないこと,組織損傷がきわめて少ないこと,術者にも患者にも危険がないこと,切開が容易になること,などが挙げられる.この装置は,腹腔鏡下手術に際してまず考慮すべきエネルギー形態になり得るものと考えられる.
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