手術テクニック
胸部外科における術中体位
高木 啓吾
1
1東邦大学医学部胸部心臓血管外科
pp.256-257
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4425900035
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はじめに
手術において体位は手術を成功させるうえで重要な要素であることはいうまでもない.胸腔鏡下手術ではトロッカーの挿入のみならず,術中大開胸が必要となったときの皮膚切開延長にも適した体位設定が要求される.また,切除部位によっては個々の症例に応じた体位バリエーションも考えられる.
ここでは胸腔鏡下手術における標準的体位とその基本的な考え方,および体位バリエーションについて述べる.
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