特集2 ERスタンダード 脳卒中—ココが皆の困りどころ,気になるところ
【Part 2】各論
【コラム4】キミは脳卒中患者のER後を知っているか?—急性期の医師にできること,してはならないこと
山本 佳也子
1
,
笠原 隆
2
Kayako YAMAMOTO
1
,
Takashi KASAHARA
2
1イムス板橋リハビリテーション病院 診療部
2東海大学医学部専門診療学系 リハビリテーション科学
pp.736-743
発行日 2024年11月25日
Published Date 2024/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200164
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残念なことに回復期病棟への転院を必要とする脳卒中患者では,集中的なリハビリテーション(以下,リハ)介入により改善を認めるものの,最終的にほとんどの症例において後遺症は残存する。後遺症の程度は個人差が大きく,重度から違和感程度の極軽度までさまざまであり,正確な予測は困難である。本稿では回復期リハ診療で介入する後遺症,特に身体機能障害と高次脳機能障害,そして社会復帰に焦点を当てつつ,急性期の医師にとって重要なポイントを具体的に考察する。
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