Japanese
English
特集 歩行補助具の適応と訓練
脳卒中について―急性期および回復期
Gait Exercise and Assistive Devices for Hemiplegic Patients.
赤星 和人
1
,
千野 直一
1
Kazuto Akaboshi
1
,
Naoichi Chino
1
1慶応義塾大学医学部リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine
キーワード:
脳卒中
,
片麻痺
,
歩行訓練
Keyword:
脳卒中
,
片麻痺
,
歩行訓練
pp.459-464
発行日 1993年6月10日
Published Date 1993/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107373
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はじめに
脳血管障害患者の歩行障害の運動機能的要因は静的・動的バランス,すなわち姿勢保持調節機能の障害と筋収縮力および筋持久力の障害の2つによるところが大きい.実際にはこれらは重複する部分も多く,明確に区別することは困難であるが,これらの機能の再獲得または代償のために使用されるのが歩行補助具や補装具であり,理学・作業療法,薬物療法,物理療法とならび,リハビリテーションを行ううえでの重要な手段となっている.
本稿では脳血管障害,特に片麻痺患者に対するリハビリテーションにおいて代表的な歩行補助具を紹介するとともに,その適応や訓練のポイント,併用する補装具や歩行訓練具について述べていくことにしたい.
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