特集1 救急医療のリベラルアーツ 在宅医療にコミットする
【Part 1】救急医,街に出る!
3.急性期病院を中心とした医療システムからの脱却
佐々木 淳
1
Jun SASAKI
1
1医療法人社団 悠翔会
pp.644-648
発行日 2024年11月25日
Published Date 2024/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200151
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在宅医療の役割は,「急性期病院を中心とした医学モデルでは対応しきれない患者のニーズ」に応えることにある。退院を支援し,人生のフェイズに応じた最適な医療ケアを提供し,入院への依存度を下げる。これらは本人のQOLのみならず,医療資源の適正利用化にも貢献する。
これを機能させるためには,24時間対応体制の確保に加え,急性期病院で人生の最終段階を迎えた患者が希望するあり方の,優先順位の変化を理解することが重要になる。
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