特集2 ERスタンダード 外傷—非外傷医でも,ここまで迫れる! ここまでできる!
【Part 1】総論
2.非外科医がマスターしておきたい外傷手技—いざというときに慌てないためのコツと勘所
本間 宙
1
Hiroshi HOMMA
1
1東京医科大学病院 救命救急センター
pp.404-411
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200107
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蘇生的開胸術に関する手技の解説書は,特に外科医向けに少なからず刊行されているが,外科を専門としない救急医向けに書かれたものはないのではと考える。そのため本稿では,本誌読者であろう外科を専門としないER physician(本稿では救急内科医とする)向けに,蘇生的開胸術について解説することを主な目的とする。
併せて,静脈路が確保できない場合の対応や,確実な輪状甲状靱帯切開,決してイージーな手技ではない胸腔ドレナージについても解説したい。
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