今月の主題 ワンランク上の内科エマージェンシー―もうだまされない! 非典型例から最新知識まで
慌てず対応するためのカギ
どんな時,血圧は下げないといけないの?―血圧だけなら慌てない,慌てない.ひと休み,ひと休み.
金井 伸行
1
1淀さんせん会金井病院
pp.760-763
発行日 2010年5月10日
Published Date 2010/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104431
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ポイント
★無症候性高血圧に対し,すぐ降圧薬を投与すべきというエビデンスはなく,むしろ急速な降圧が有害になることもある.
★無症候性高血圧に対しては,まず安心と安静を提供し,患者のリスクに応じてフォローアップの指示を行う.
★高血圧に伴って臓器障害を疑わせる症候がある場合は,高血圧緊急症として静注薬による積極的な降圧が不可欠である.
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