連載 “日常使い”の在宅の医学・第5回
意識—異常があっても慌てず対応しよう
安池 純士
1
,
佐々木 淳
2
1医療法人社団悠翔会ケアタウン小平クリニック
2医療法人社団悠翔会
pp.248-251
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688202112
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今回は「意識の異常」に関する話です。意識が急に低下すると、本人だけでなく周りの人も動揺します。仮にすぐ意識が戻って元通りに話をすることができたとしても、すぐに病院に行ったほうがよいのか、明日でもよいのか判断に悩むことも多いでしょう。
一口に「意識の異常」といっても、短時間で意識が回復する「意識消失」と、意識がない状態が持続する「意識障害」は違います。前者は経過観察でよいことも多いですが、後者は速やかな医療者への相談が必要となります。
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