特集1 救急医療のリベラルアーツ 働き方改革の本質と戦略
【Part 2】救急医が子を産み,育てるとき
9.「育休を取った」&「取らせた」体験からの男性育休取得のススメ
永井 秀哉
1
Hideya NAGAI
1
1福井県立病院 救命救急センター
pp.66-73
発行日 2022年11月25日
Published Date 2022/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200012
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
「もうすぐパパになるあなたも育休が取れますが,どうしますか?」。現在,配偶者の妊娠・出産を申し出た男性職員に対しては,企業側がこのように確認することが義務となった。育児・介護休業法の改正によって2022年4月以降,男性の育児休業(育休)が申請しやすく,またそれぞれの家庭の事情に合わせた柔軟な期間で取得できるようになっている。
しかし自分がその立場となるまで,「いつどのように男性育休が取れるのか? 取得すると何が起こるのか?」考えたこともないという方が大半だろう。
本稿では,男性の育休制度について解説するとともに,自身が育休を「取った」,そして勤務シフト作成者として育休を「取らせた」,その両方の経験者として,男性育休の表も裏も余すところなくお伝えしたい。
Copyright © 2022, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.