特集1 救急医療のリベラルアーツ 働き方改革の本質と戦略
【Part 1】2024年,改正労基法がやってくる!
扉
小倉 崇以
1,2
1済生会宇都宮病院 救急・集中治療科
2栃木県救命救急センター
pp.9
発行日 2022年11月25日
Published Date 2022/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200002
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2020年に日本を襲った新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,救急部門にも大きな影響を与え,現場の救急医は通常の救急診療とコロナ診療との両立に翻弄された。しかし,そこに追い討ちをかけるように迫ってくる課題は,2024年4月からの適用が決定している医師の働き方に関する改正労働基準法である。医療現場ほど「ワークライフバランス」からかけ離れた職場はなく,救急部門はその最たるものといっても過言ではない。
本特集では,救急部門におけるワークライフバランスの実現に向けて動き出した時代の先駆者の方々にご登場いただき,院外と院内の視点,さらには同部門運営の持続性の視点から,これからの働き方を考察する。
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