特集 ホスピタリストに必要な手技
腰椎・関節・骨髄穿刺
17.困ったときの骨髄穿刺と骨髄生検—適応と手技を理解すれば,困難症例に対する有効な切り札となる
安部 涼平
1
Ryohei ABE
1
1国家公務員共済組合連合会 立川病院 内科
pp.545-552
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900813
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骨髄は血球の産生場所として重要な役割を担うほか,肝臓や脾臓とともに細網内皮系の構成要素としても機能している。血液疾患や固形腫瘍の転移を疑う場合以外にも,不明熱の原因検索や特殊な代謝物質蓄積症の診断のために骨髄検査を行う。正しい適応と手技を理解して適切に行うことで,骨髄検査は困難症例の診断に近づくための強力な武器となる。
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