実地臨床手技のエッセンス 血液と体液のサンプリング
骨髄穿刺—手技と適応
肥後 理
1
Higo Osamu
1
1杏林大学医学部第2内科
pp.25-28
発行日 1979年1月10日
Published Date 1979/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205973
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骨髄穿刺は造血の状態を知るうえで,もっとも簡便でかつ危険性のない検査法である。だれでも,どこでも(外来でも),また重症患者でも侵襲を気にしないで実施することができる。ところが現実には,専門医以外は非常に難しく考えたり,あるいは折角骨髄穿刺を行なっても価値のない標本が採取されることがある。これは1つは穿刺はあくまでも技術であるから,そのコツを心得ていないということ,第2には適応を考えて行なったのかということであろう。
骨髄穿刺の方法,適応,骨髄像の解釈,その他の問題点について述べてみる。
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