今月の主題 検査異常から考える血液疾患
血液疾患の検査から何がわかるか
骨髄穿刺
木崎 昌弘
1
1慶應義塾大学医学部内科
pp.584-587
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905976
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●原因不明の貧血,白血球減少,血小板減少,末梢血塗抹標本で異常細胞の出現をみた際は,骨髄穿刺を速やかに施行する.
●骨髄液は組織トロンボプラスチンが豊富なため凝固しやすいので,全過程を迅速に行う必要がある.
●血液学の基本は形態学であり,骨髄有核細胞数,巨核球数,骨髄像の検査は必須である.急性白血病のFAB分類もこれらによる診断,分類を中心にしており,どの施設でも行えることが前提になっている.
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