活動報告2020
APSARA:私たちの夢〜日本の高水準の医療を医学教育という形でアジアへ伝える—やらなければいけないことは山積み,今できていることはそのほんの一部
髙橋 宏瑞
1
,
林 祥史
2
,
山田 悠史
3
1順天堂大学医学部 総合診療科学講座
2Sunrise Japan Hospital
3埼玉医科大学 総合診療内科
pp.180-183
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900767
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APSARA(アプサラ)はAsian Pacific Society of Hospital General Medicineの略で,「アジアの国々を中心とした医療過疎地域へ日本の医学教育,病院総合診療を提供する」をコンセプトとした組織です。ここでは,APSARA発足の経緯や,実際に行っている活動,将来像などについてお伝えします。
APSARAは30歳代の医師3名が中心となって発足した組織で,アジアという広いフィールドで意義の高い教育活動を実現する場です。そして,参加する方がやりたいことを形にできる場所です。本稿を通じて,多くの方に我々のことを知っていただき,我々の「夢」に協力していただきたいと願っています。すでに医学生,初期研修医,後期研修医と多くの若手医師が活動に参加し,さまざまなアイデアの実現に向けて走り始めています。また医師に限らず,コメディカルやITの専門家にも参加していただき,活動の幅を広げています。必要とされているのは,必ずしも過去の業績や高いレベルの医学的知見ではなく,熱意です。APSARAを通じて学びたいことがある,実現したいことがある。そんな参加者の熱意に支えられているのです。
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