続・講座人類生態学2 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    生活水準
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                鈴木 継美
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1東北大学医学部公衆衛生学教室
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.80-83
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1974年1月10日
                  Published Date 1974/1/10
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205426
                
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はじめに
前回,土地の人口支持力について若干の説明を行なったが,その問題との関連で,今号では生活水準をとりあげて考えてみたい。
筆者はかつて南米の日本人移住者についての調査に従事したことがあるが,いったんある移住地に入植した人々が,転住することがあちらこちらに起こっていた。この問題について,生態学的ニッチとしてみた時,移住地が狭少であることが人口移動の根にある原因だと考えて,小論をまとめたことがある1)。今でも,生態学的ニッチという考え方によってこの現象を見ることが,一つの接近方法だと思っているが,それについては次号であらためて論じることとして,ここではもう少し生に転住の動機に即して考えてみたい。

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