特集 アレルギー
【各論】
7.気管支喘息(特殊型)—ACO,AERD,ABPM,EGPA,職業性喘息における診断と治療
谷口 正実
1
Masami TANIGUCHI
1
1湘南鎌倉総合病院 免疫・アレルギーセンター
pp.61-72
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900754
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喘息COPDオーバーラップ(ACO*1),アスピリン喘息(AERD*2),アレルギー性気管支肺真菌症(ABPM*3),好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA*4),職業性喘息は,成人喘息における代表的な喘息亜型である。その合併率は,ACO:30%,AERD:5〜10%,ABPA:2%,EGPA:0.6%,職業性喘息:数%である。各喘息亜型ともに重症化しやすく,治療法も異なるため,成人喘息では各病態を理解したうえでの診断と治療が大切である。
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