特集 腎疾患2
【急性腎障害(AKI)】
2.AKI診療アップデート—診断・治療・管理における進歩と課題
佐々木 彰
1
Sho SASAKI
1
1飯塚病院 腎臓内科/臨床研究支援室
pp.45-53
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900507
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急性腎障害(AKI)の国際的診断基準が広く示されてから,AKIの臨床研究は活性化し,多くの新たな知見が得られるようになった。事実,2014年の本誌「腎疾患」特集以降も,多くの研究成果が示されてきた。
本稿では,その成果をふまえ,ホスピタリストとしてAKI診療に携わる際に必要な知識を改めて確認する。まず初めにAKIの管理概論として,診断の基本的コンセプトを簡潔に解説する。その後に,適宜,最近示された知見の詳細に触れながら,新しい治療・管理の考え方を紹介していく。
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