特集 消化管疾患
【コラム】過敏性腸症候群(IBS)—その病因とマネジメントとしてのステップアップアプローチ
篠浦 丞
1
Susumu SHINOURA
1
1沖縄県病院事業局 県立中部病院兼県立病院課
pp.639-646
発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900328
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定義
IBSは,腹痛と便通異常(便秘,下痢,あるいはその交互)が慢性に持続し,通常の臨床検査では愁訴の原因となる器質的疾患を認めない症候群1),と定義される。
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