今月の主題 内科医のためのレディース・クリニックII
思春期のレディース・クリニック
過敏性腸症候群(IBS)
小林 健二
1
1東海大学医学部消化器内科
pp.1990-1993
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908468
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ポイント
IBSは腹痛あるいは腹部不快感を伴う便通異常を訴える症候群で,成因として,内臓知覚過敏,脳腸相関異常,消化管運動異常などが推定されている。
主な症状により,腹痛型,下痢型,便秘型,交代型に分けられる.
治療の主眼は症状のコントロールであるが,難治例は消化管運動を専門とする医師らへの紹介が望ましい.
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