特集 緩和ケア
12.病院と在宅緩和ケア:連携とその実際—在宅への移行はホスピタリストの理解と行動が重要
廣橋 猛
1
HIROHASHI, Takeshi
1
1永寿総合病院 緩和ケア科
pp.1039-1044
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900314
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国民の多くは,治らない病になった場合,可能であれば自宅で過ごしたいと希望している。しかし,現実となると,がんの場合であれば自宅での死亡はわずか8%程度と極めて低く,病院死が8割を占めている。誰もが住み慣れた自宅で過ごしたい,過ごさせてあげたいとは思うが,それを実現させるためにはさまざまなバリア(障害)が存在している。だが,ホスピタリストが在宅医療をより理解することで,実は在宅への移行がかなう可能性も十分ある。本稿では,さまざまなバリアに直面する典型的な症例も提示し,どのような方策を講じていくべきかを述べる。
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