特集 感染症2
④疾患各論
3.リケッチア感染症—日本紅斑熱とツツガムシ病をどのように疑い,診断・治療するか
山藤 栄一郎
1,2
Eiichiro SANDO
1,2
1亀田総合病院 総合内科
2長崎大学熱帯医学研究所
pp.519-528
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900010
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日本紅斑熱とツツガムシ病は,どちらも治療可能な疾患であるが,外来での検査やCTなどの画像検査,血液培養からは診断されない感染症である。重症化の回避や致死率低下のためには,臨床医が積極的に疑い,早期診断・早期治療することが重要である。
本稿では症例をもとに,日本紅斑熱やツツガムシ病をどのように疑って,診断・治療に結びつけるかを解説する。
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