特集 移植—ドナー管理と移植の手術手技
Part 2.臓器別に見た周術期管理編
1.心臓移植
1-1.病態・適応,術前管理および手術手技編—心臓移植待機患者の病態から選択基準,術後管理まで
吉岡 大輔
1
Daisuke YOSHIOKA
1
1大阪大学大学院医学系研究科 心臓血管外科
pp.509-514
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102200778
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1999年に再開第1例目の心臓移植が施行されて以来,法改正を経て,現在までに500例以上の心臓移植が日本でも行われ,重症心不全に対する最終的な治療法として広く周知されるようになった。しかし,心臓移植は待機期間も長く,また手術侵襲も大きく,さらに拒絶反応という移植医療特有の合併症も起こり得ることから,綿密な周術期管理が必要となる。本稿では,心臓移植を行う際の患者評価や周術期管理について述べる。
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