特集 急性冠症候群
5.ACSの薬物療法1―抗血小板療法と抗凝固療法
伊藤 大樹
1
Hiroki ITO
1
1あおばクリニック
pp.63-75
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100501
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冠動脈内アテローム粥腫の破裂と,それに続く血栓形成が急性冠症候群acute coronary syndrome(ACS)の基本的な病因pathogenesisであることを考えると,抗血小板療法と抗凝固療法(具体的には抗トロンビン療法)が,ACSにおけるおそらく最も重要な薬物療法であることは容易に理解できると思われる。
本稿では,日本で承認されている抗血小板薬と抗凝固薬を中心に説明していく*1。
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