特集 PICU
【コラム】小児における気管チューブの選択―カフ付きか,カフなしか?
南野 初香
1
Hatsuka MINAMINO
1
1静岡県立こども病院 小児集中治療センター
pp.468-471
発行日 2012年7月1日
Published Date 2012/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100442
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人工呼吸器管理において,気管チューブの選択は重要な要素である。歴史的に小児(8歳未満)においては,気道粘膜の損傷を懸念してカフなし気管チューブが使用されてきた。一方で,2010年に改訂されたAHA蘇生ガイドライン2010では,病態に合わせてカフ付き気管チューブの使用が容認された。そこで本稿では,静岡県立こども病院小児集中治療センター(PICU)における気管チューブ選択の現状を分析して,小児の気管チューブの選択における提案をする。
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