特集 CRRT
12.CRRTのトラブルシューティング―臨床工学技士・看護師の立場から
矢田 哲康
1
,
森實 雅司
2
,
藤谷 茂樹
3
Tetsuyasu YADA
1
,
Masashi MORIZANE
2
,
Shigeki FUJITANI
3
1聖マリアンナ医科大学 クリニカルエンジニア部
2済生会横浜市東部病院 臨床工学部
3聖マリアンナ医科大学 救急医学
pp.347-368
発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100296
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血液浄化装置や血液回路だけでなく,使用する用語も標準化されていないのが現状である。また,管理方法や管理する者の職種も,施設によってさまざまである。持続的腎代替療法(CRRT)で使用する血液浄化装置やその他のデバイスの種類も多く,それぞれの特徴により,発生するトラブルも異なってくる。CRRTに限らないが,臨床における機器のトラブルシューティングにエビデンスや世界標準といった画一的なものはない。本稿では,日常的にCRRTを管理する臨床工学技士,看護師の視点から,実践的なトラブルシューティングの方法と,それに必要な基礎項目について述べる。
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