快人快説
肺動脈カテーテル再考
稲冨 佑弦
1
,
下川 亮
2
Yuzuru INATOMI
1
,
Akira SHIMOKAWA
2
1福井循環器病院 麻酔科
2国立循環器病研究センター 麻酔科
pp.1105-1115
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101203099
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はじめに
肺動脈カテーテルを使用する目的は,心拍出量,混合静脈血酸素飽和度,そして最も重要な肺動脈拡張期圧と肺動脈楔入圧を含む肺動脈圧のモニタリングを行うことである。肺動脈圧は高い,あるいは低いという数値で判断されがちであるが,その波形をリアルタイムで詳細に観察すると,心臓の置かれた状態が手に取るようにわかるようになり,重症例などの循環管理で非常に頼もしい相棒となってくれる。
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