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公益社団法人日本麻酔科学会第71回学術集会講演特集号 招請講演
アップデート:どうする,手術中のペースメーカ設定
Update:how to set up a pacemaker intraoperatively
寺田 裕作
1
,
下川 亮
1
,
宮下 徹也
2
Yusaku TERADA
1
,
Akira SHIMOKAWA
1
,
Tetsuya MIYASHITA
2
1国立循環器病研究センター麻酔科
2国際医療福祉大学成田病院麻酔科
キーワード:
ペースメーカ
,
一時的ペーシング
,
経皮ペーシング
,
CIEDs
,
ICD
,
CRT-D
,
S-ICD
Keyword:
ペースメーカ
,
一時的ペーシング
,
経皮ペーシング
,
CIEDs
,
ICD
,
CRT-D
,
S-ICD
pp.S127-S134
発行日 2024年11月20日
Published Date 2024/11/20
DOI https://doi.org/10.18916/masui.2024130017
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はじめに
高齢化社会の進行に伴い,永久ペースメーカの新規植え込み件数は年間4万件を超え,また植え込み型除細動(implantable cardioverter defibrillator:ICD),心臓再同期療法(cardiac resynchronization therapy:CRT)やそれ以外の植え込み型心臓電気デバイス(cardiac implantable electronic devices:CIEDs)も植え込み件数が漸増している。そのため麻酔科医がCIEDsの入っている患者の麻酔を行う機会も増えている。
永久ペースメーカやICDが植え込まれた患者は “麻酔が困難な患者” に分類され,重症加算の対象となる。それはデバイスの入った患者の周術期管理について特有の注意事項があり,より繊細な管理が必要とされるからである。それゆえ,このようなCIEDsが入っている患者の麻酔に苦手意識がある方も多いのではないだろうか。
本論文ではそのような苦手意識を取り除くべく,永久ペースメーカの入った患者の非心臓手術麻酔における管理,心臓手術麻酔における心外膜ペースメーカの管理,そして最近の不整脈植え込みデバイスのTopicについて概説する。
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