徹底分析シリーズ ご存じですか? スリープサージャリー
舌下神経電気刺激療法—閉塞性睡眠時無呼吸の新規治療
伊東 由圭
1,2
,
井下 綾子
1,3
,
川越 いづみ
2
Yuka ITO
1,2
,
Ayako INOSHITA
1,3
,
Izumi KAWAGOE
2
1順天堂大学医学部附属順天堂医院 睡眠・呼吸障害センター
2順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座
3順天堂大学医学部 耳鼻咽喉科学講座
pp.92-96
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202807
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
舌下神経電気刺激療法hypoglossal nerve stimulation(HGNS),もしくは上気道刺激療法upper airway stimulation(UAS)は,閉塞性睡眠時無呼吸obstructive sleep apnea(OSA)における持続気道陽圧continuous positive airway pressure(CPAP)療法への不適・不忍容患者への新規治療として注目されている。日本では2021年6月に保険適用となったが,十分な治療成績を得るには適切な患者選択が必要である。
本稿では,HGNSの原理,適応,治療成績に加え,適応診断において必須かつ麻酔科医の関与が求められる薬物睡眠下内視鏡検査drug induced sleep endoscopy(DISE),そして舌下神経電気刺激装置植込み術における麻酔の留意点について述べる。
Copyright © 2024, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.