徹底分析シリーズ ご存じですか? スリープサージャリー
減量・代謝改善手術—減量だけでなく,代謝改善に劇的な効果
上野 知尭
1
,
関 洋介
1
,
笠間 和典
1
Tomotaka UENO
1
,
Yosuke SEKI
1
,
Kazunori KASAMA
1
1四谷メディカルキューブ 減量・糖尿病外科センター
pp.80-85
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202805
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肥満外科手術とは,脂肪吸引などの美容目的ではなく,肥満を治療するという第一目的に加え,肥満関連疾患の治療も目的とした消化管の手術である。さらに,
●糖尿病が手術で治る
●体重がリバウンドしにくい
●生命予後も延びる
●胆囊摘出術より周術期死亡は低い
といった特長があり,高い効果と安全性を誇る外科治療である。
本稿では,肥満外科手術のこれらの魅力を紹介するとともに,閉塞性睡眠時無呼吸症候群obstructive sleep apnea syndrome(OSA)への効果やスリープサージャリーとしての可能性についても迫る。
なお,現在は,肥満外科手術の呼称が,減量・代謝改善手術bariatric and metabolic surgery(BMS)に統一されつつあることから,本稿ではBMSと呼ぶこととする。
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