徹底分析シリーズ ご存じですか? スリープサージャリー
上気道を拡大する口腔顎顔面手術—顎変形症手術の周術期管理の重要性
田村 英俊
1,2
,
植田 健一
3
,
外木 守雄
2
Hidetoshi TAMURA
1,2
,
Kenichi UEDA
3
,
Morio TONOGI
2
1亀田総合病院 歯科口腔外科
2亀田総合病院 顎変形症治療センター 睡眠外科
3亀田総合病院 麻酔科
pp.72-78
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202804
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
スリープサージャリーとしての口腔顎顔面手術は効率的に上気道を拡大する効果をもつ。これは上下顎骨を前方に移動して直接的に上気道を拡大させるとともに口腔容積を増大させて,舌を口腔内に収容することを目的としている。しかし,術野が呼吸路にあるため,しばしば,周術期管理中に重篤な問題が発生することがある。
本稿では,術式とその適応,上気道への影響,睡眠改善効果,麻酔管理計画について注意すべきことを解説する
Copyright © 2024, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.