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耳鼻咽喉科手術—鼻腔手術と咽頭手術について
矢富 正徳
1,2
Masanori YATOMI
1,2
1やとみクリニック
2東京医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野
pp.64-70
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202803
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閉塞性睡眠時無呼吸症候群obstructive sleep apnea syndrome(OSA)治療のゴールドスタンダードが持続気道陽圧(CPAP)療法であることは誰もが認めるところである。しかしながらCPAPは根治療法ではなく,またCPAP不忍容も問題となる。そこで根治療法としての咽頭手術,鼻手術といった耳鼻咽喉科手術に期待がかけられる場合も多い。OSAの閉塞部位としては,鼻腔,軟口蓋,口蓋垂,舌,喉頭蓋が挙げられる。鼻咽頭喉頭所見,鼻咽頭内視鏡検査,セファログラム,cineモード MRI検査により閉塞部位診断がなされていることが多い。閉塞部位は1か所とは限らず,複数の閉塞を生じる場合があるため,場合により複数箇所の手術を考慮する必要がある。
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