徹底分析シリーズ 手術室の壁外へ:アウェイを戦う麻酔科調査兵団
麻酔科医のDMAT隊員,災害現場へ!—手術室で身に付けたチームマネジメントを災害現場でも活かす
日下 あかり
1
,
竹崎 亨
1
,
楠 真二
1
Akari KUSAKA
1
,
Toru TAKEZAKI
1
,
Shinji KUSUNOKI
1
1県立広島病院 救急科
pp.1010-1013
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202098
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今や災害は人ごとではありません。医師として災害対応にかかわる方法の一つに災害派遣チームに参加することがあります。そのようなチームとして,DPAT(災害派遣精神医療チームDisaster Psychiatric Assistance Team),JMAT(日本医師会災害医療チームJapan Medical Association Team),日本赤十字社の救護班などのほか,医師や看護師を含むさまざまな災害対応のチームがあります。そのうちの一つがDMAT(災害派遣医療チームDisaster Medical Assistance Team)です。筆者(日下)は,卒後2年間の麻酔科研修を終えたのちに救急科研修をしました。救急科医師として1年半,救急医療・集中治療のほか,ドクターヘリやドクターカーによる病院前医療に携わりましたが,その中で経験した多数傷病者事案をきっかけに災害医療に興味をもったことから,DMAT隊員を志望しました。
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