震災医療-来るべき日への医療者としての対応
《震災対応システム-災害前にできること》DMAT
阿南 英明
1
1藤沢市民病院 救命救急センター
キーワード:
医療情報学
,
患者搬送
,
救急医療サービス
,
災害対策
,
データ収集
,
組織と管理
,
現職教育
,
多機関医療協力システム
,
トリアージ
,
東日本大震災
Keyword:
Data Collection
,
Emergency Medical Services
,
Disaster Planning
,
Inservice Training
,
Medical Informatics
,
Organization and Administration
,
Multi-Institutional Systems
,
Transportation of Patients
,
Triage
pp.890-894
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013059486
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<ポイント>・阪神・淡路大震災の経験から、災害発生直後に被災地域で傷病者の救命医療活動を展開するチームとしてDMATは発足した。・2005年から隊員養成研修が開始され、現在1,000チーム以上が誕生した。・1チームは4~5人の小さな規模であるが、統括者による本部運営のもと、複数のチームが集合体として活動することもあり、被災病院の支援や広域医療搬送、行政機関との調整などさまざまな活動を行う。・380チームが活動した東日本大震災では、病院支援のみならず機能不全状態の病院から入院患者を避難させる活動や、史上初の広域医療搬送も実施された。・この経験により得られた知見からさらなる改良がなされている。
©Nankodo Co., Ltd., 2012