視座
災害派遣チーム(DMAT)の確立と「避けられる死」の減少をめざして
金子 和夫
1
Kazuo KANEKO
1
1順天堂大学医学部附属静岡病院・整形外科
pp.1291-1292
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100226
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先日,関東地方に震度5強の地震が発生し電車の運行が止まり,東京のとある駅で3時間余り釘付けとなりました.その間,駅の放送では詳細な情報が伝えられず,被災状況もわからずいらいらして復旧を待つのみでありました.電車運行の復旧に7時間を要した線もあったと聞き,エレベーター停止などとともに大きな問題となりました.
震度5でこのような状況であることを考えますと,震度6や7の大地震が生じたときは自分の生命さえ危ぶまれ,実際に十分な救護活動ができる保証はないと痛感いたしました.
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