徹底分析シリーズ 手術室の壁外へ:アウェイを戦う麻酔科調査兵団
コラム:携帯型エコーはこれから個人持ちの時代が来るかも?
太田黒 崇伸
1
Takanobu OTAGURO
1
1日本医科大学千葉北総病院 救命救急センター
pp.1008-1009
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202097
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麻酔科医の皆さんが手術室でエコーを用いる場面は,中心静脈カテーテル留置や神経ブロックを施行する際の超音波ガイド下穿刺や,あるいは心臓血管麻酔時の経食道心エコー検査などが頻度として多いでしょう。一方,われわれ救急医の診療においても,救急外来や病棟など場所を問わずエコーはもはやなくてはならない存在となっています。特に,ドクターヘリやドクターカーを用いた病院前救急診療では,診療スペースや使用できる医療資機材が限定されるため,近年小型化が進んでいる携帯型エコー装置が真価を発揮します。
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