徹底分析シリーズ 血管穿刺:より確実に よりスマートに
新生児や乳児の場合—見える血管はブラインド穿刺,見えない血管は超音波ガイド下穿刺で
清野 豊
1
Yutaka SEINO
1
1新潟大学地域医療教育センター魚沼基幹病院 麻酔科
pp.404-407
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201958
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新生児や乳児の血管は成人と比べて非常に細く,視認できる血管も限られているため,穿刺には成人より繊細な操作が要求される。穿刺を成功させるには,「見えている血管を確実に穿刺するブラインド穿刺の技術」と「血管が見えない場合に,超音波を用いて画面上に血管を描出し,確実に穿刺する超音波ガイド下穿刺の技術」の両方が重要である。特に新生児や乳児の場合,目視できる血管がどこにも見つからずブラインドでは穿刺困難なケースも多いため,穿刺困難な症例ほど超音波ガイド下穿刺の技術が重視される傾向にある。
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